生後数ヶ月の子犬にはしつけよりも人間との基本的なかかわりや信頼関係を教えることが大事だ。教えると言っても難しく考えることではなく、愛情深く接してやれば、自ずと信頼関係が出来上がってくるものである。この時期に子犬が経験したことはその犬の半生に影響を与える。大事にされないどころか動物虐待などの恐ろしい体験をすると、その犬は人間を恐れ、人間に懐くことは難しくなる。こうした犬は人間との暖かい交流を実際に体験して安全を確信しなければ人間を信頼できないので、人間との信頼関係を築くのには長時間が必要だ。
我が家の愛犬の愛子はとても人なつこい。誰にでも尻尾をふって、愛想がよいので、うちの前を通る人達から可愛がられている。その愛子に関して先日通りすがりの人から1つ褒められた事がある。それは愛子が相手を見分けていると言うのである。主人を見分けるのは当然だが、通行人まで顔を覚えるとはよくしつけのされた利口な犬だと言うことらしい。よく見かける人を覚える事など誰でも出来るように思うが、犬がきちんと通行人を見ているということにその方は驚かれたようだ。確かに足を止めて愛子に話しかけていなければ人の顔も覚えられまいと思うのが普通だろう。
皆さん、かわいい愛犬のしつけは上手くいっていますか?初めて愛犬が我が家に来た時の事を思い出してください。かわいい犬を見ながら、これからずっと一緒に暮らすのだと思い、気持ちが高揚したのではありませんか。しかし、ただカワイイカワイイと犬をちやほや可愛がっているのではいけません。犬は自分の方が人間より立場が上だと勘違いしてしまいます。これでは問題行動につながりますので、食べ物をもらえるのは主人が上だからだと犬に教える必要がある。そうすることで、犬のしつけもスムーズに運ぶことが多いのです。皆さんは大丈夫ですよね?
犬は猫に比べて賢く知能が高いので芸事や遊びが上手に出来ると言われる。犬は知能が高い分、しっかりとしつけをしておかないと、人間を困らせる結果になることもある。人間も生物の中では1番知能が高いので犬だけでなく色んな生物をペットとして飼うことがある。動物園などは正に人間が集めた動物コレクションである。犬は太古の昔から人間と共に暮らしてきた動物であり、人間は昔から犬に命令し犬を養ってきた。こうしたことが代々続いて犬は犬だけの集団よりも人間との集団生活に慣れていると言えるだろう。これからもその傾向は続くと考えられる。
先日、盲導犬が勢ぞろいしてパレードをしているのに出くわした。いつも思うのだが、盲導犬とは本当によくしつけがなされている。当たり前なのだろうが、吠えない、噛まない、排泄の粗相もしない、主人の命令をよく聞く...こうした姿に私は感嘆してしまう。盲導犬に向いた性格の犬で特別の訓練を受けているのだからこうした事が出来るのは当たり前だと言ってしまえばそれまでだが、うちのゴールデンと比べると大違いだ。盲導犬によく見られる賢いラブラドルレトリバーと我が家にいるのんびりゴールデンレトリバーは体の大きさなど同じくらいなのに性格や知能が全く違うなと実感した一日だった。
